ストレッチフィルム、シュリンク、内袋、農業用フィルム——。現場で回収できても「絡む」「詰まる」「臭いが出る」「品質がぶれる」といった理由で、結局は保管だけ増えていませんか。
フィルム系の再生を“回る運用”にするコツは、根性ではなく工程設計です。ポイントは大きく2つ。
1つは汚れと水分を前段で整えること。もう1つは、造粒で必要以上に熱をかけないこと。フィルムは薄いぶん熱の影響が出やすく、温度が上がりすぎると劣化やトラブルにつながりがちです。
フィルムの再生が安定しない現場には共通点があります。
だからこそ、造粒機だけを入れても改善しないことが多いんです。まずは前段を“詰まらない形”に整えます。
運用を安定させるための王道フローは次の通りです。
ロールのフィルムや大きな塊は、プッシャー式破砕機(単軸/二軸)で先に噛ませると、後工程が急に楽になります。ロール材や大型ブロックを細断する用途にも触れられています。
その後、粉砕機(RHEAシリーズ等)を前処理として組み合わせる設計も一般的で、造粒前の粒度と供給を安定させやすいです(能力の目安も提示あり)。
洗浄ラインは、フィルム(PE/PPフィルム)だけでなく、日用品ボトル(HDPE/PP)など幅広い対象を想定して設計されています。
フィルムで品質ブレが出やすい現場ほど、洗浄・脱水・乾燥の“当たり前”が最終品質を決めます。
低温造粒機は、比較的低い温度で押出加工を行い、加工中の熱分解を抑えやすい設計とされています。押出後すぐにホットカットで均一な粒子に切断し、粒子形状や表面品質を整える説明もあります。
また、GREENMAXの低温造粒機は水冷却を必要とせず、分子構造を保護して物性を壊しにくい、コンパクトで設置しやすい——といった方向性も示されています。
フィルム再生は、設備の良し悪しよりも「運用ルール」が効きます。現状の原料と目標品質を整理したうえで、破砕・洗浄・造粒の組み合わせを最短で組み立てましょう。