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かさばるPETボトル・缶を“運べる形”に|油圧ベーラーで回収コストを下げる
2026-02-26

PETボトル、アルミ缶、プラ容器——。回収できても「軽くてかさばる」せいで、倉庫が埋まり、運搬回数が増え、処理コストがじわじわ膨らむ。そんな現場は少なくありません。

この“かさ問題”を、最小の工程で改善しやすいのが **油圧ベーラー(プレス機)**です。回収材をまとめて梱包し、整然とした荷姿にすることで、保管・輸送・運搬を一気に楽にするのが狙いです。

油圧ベーラーが効く理由は「減容」と「荷姿の標準化」

油圧ベーラーは、各種廃プラスチックなどを梱包してよりコンパクトにし、保管・輸送を便利にすることを目的に使われます。要するに、回収工程で一番ムダになりやすい“空気を運ぶ”状態を減らします。

現場で起きがちな悩みは、だいたいこの3つに集約されます。

  • 置き場が足りない(散らかる・積めない・危ない)

  • 回収回数が増える(人手・車両・外注費が増える)

  • 荷姿がバラバラ(積載効率が落ち、検収も手間)

ベーラーで“固めて揃える”だけで、ここが一気に改善しやすくなります。

どんな素材に向く?まずは「回収の現実」から決める

油圧ベーラーは汎用設備として位置づけられ、例として 缶、ペットボトル、石油タンク等を対象にした機種(B-V800)が紹介されています。

ここで大事なのは、「最終的にどう流すか(売却先・処理先)」に合わせて荷姿を作ること。

  • 自治体・中間処理:混入物を減らし、扱いやすいベールに

  • 工場内回収:発生場所ごとにベール規格を統一して運搬を短縮

  • リサイクル業者:検収しやすいサイズ・結束で出荷効率を上げる

ベーラー導入で失敗しやすいポイント

ベーラーは“押せば終わり”に見えて、運用設計で差が出ます。

1)投入前の「分別ルール」が曖昧

PETと缶、キャップやラベル、内容残りなど、混ざり方が違うと荷姿が崩れます。まずは現場ルールをシンプルに決めます。

2)前処理が必要な材料を、そのまま押している

大きすぎる・硬すぎる材料は、前段で破砕/粉砕してからの方が安定します。たとえばプッシャー式破砕機は、一軸/二軸があり、ロールフィルムや大型ハードブロック、バレル等の破砕用途が示されています。
また、RHEAシリーズ粉砕機はPET、フィルム、硬質プラ、発泡圧縮インゴット等の前処理に幅広く使える説明があります。

3)“人が詰まる”レイアウトになっている

ベールの搬出導線、保管場所、フォークリフト動線が詰まると、結局人件費が増えます。

現場が回る基本フロー(最短)

  1. 分別(素材を大きく分ける)

  2. 必要なら破砕/粉砕(投入安定)

  3. 油圧ベーラーで梱包(減容+荷姿統一)

  4. 保管→出荷(回収回数を減らす)

導入前チェックリスト(これが揃うと提案が早い)

  • 1日の発生量(kg/日、ピーク変動)

  • 素材内訳(PET/缶/その他、混入物の種類)

  • 保管スペースと動線(フォークの有無含む)

  • 目標(回収回数削減/保管改善/売却単価安定)

  • “前処理”の必要性(大型品・硬質品があるか)

まとめ:ベーラーは「回収工程のムダ」を真っ先に削る

油圧ベーラーは、回収材を梱包してコンパクトにし、保管・輸送・運搬を楽にするための汎用設備です。まず“空気を運ぶ状態”を減らすだけで、現場の数字が動きます。

 

回収材の種類や混入状況、導線を前提に、無理のない改善案から組み立てます。お気軽にご相談ください。