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硬質PP・PEを“再生ペレット”にする最短ルート|GAIA押出造粒ラインの工程と選び方
2026-04-10

射出成形工場のランナー・スプルー、回収した硬質PP/PE容器、成形不良品など——硬質プラスチックは「集まる」のに、保管が増える/外注コストが上がる/再利用が進まないという相談が多い材料です。
こうした課題を解決する現実的な方法のひとつが、押出造粒で“使える再生ペレット”に戻すことです。

INTCO GREENMAXのGAIAシリーズ(硬質プラスチック造粒機)は、粉砕、溶融押出、切断、乾燥を統合した生産モードを採用し、処理能力の目安として300kg/hが記載されています。

硬質プラのペレット化で重要なのは「工程を分けない」こと

硬質プラの再生でトラブルになりがちなのは、工程が分断されていて、

  • 粉砕サイズがバラバラで供給が波打つ
  • 溶融・切断後の水分管理が甘く、ペレット品質が安定しない
  • 人手が増えて結局コストが下がらない

といった状態です。そこで、工程をまとめて“同じルールで回す”ことが効果的になります。

GAIAシリーズは、エアドライシステム搭載により「出力されるプラスチックペレットの水分含有量は比較的低い」と説明されています。
また、同様の機械と比較して生産量が20%増加エネルギー消費が15%削減という方向性も記載されています。

基本フロー:粉砕 → 押出造粒(溶融・切断)→ 乾燥

1)前処理(粉砕):ペレット品質の土台

押出造粒の安定運転は「供給の安定」で決まります。INTCO GREENMAXの粉砕機カテゴリでは、破砕が廃プラ処理の第一歩であり、硬いプラスチックに適した切断技術で小さな破片にする、と整理されています。
RHEAシリーズは、スタンダード/強力の2機種があり、造粒機の前処理に用いられると記載。生産能力の目安は150–1200 kg/hです。

ポイント

  • 「何をペレットにしたいか(PP/PE中心か、混在か)」
  • 「投入形状(塊・厚物・薄物)」
  • 「目標処理量(kg/h)」
    を整理して粉砕の段階から設計すると、後工程が安定します。

2)GAIA押出造粒:硬質PP/PEの再生にフォーカス

GAIAシリーズは、硬質PPおよびPE材料の造粒に特に使用できると説明されています。
さらに、自動造粒システムが人件費を大幅に節約するという訴求もあり、現場の省人化(オペレーション負荷低減)を意識した設計思想が読み取れます。

3)設置・立上げ:運用が回るまでをサポート

製品ページには、海外での設置とトレーニングを提供する旨も記載されています。
初期立上げで「供給のばらつき」「ペレット形状のばらつき」「作業導線」などを潰すと、ラインは一気に回りやすくなります。

導入前チェックリスト(相談が早くなる6項目)

  1. 材料:硬質PP/PEの比率、他材質混在の有無
  2. 発生量:kg/日、ピーク、稼働時間
  3. 形状:塊/厚物/薄物、金属・異物混入の有無
  4. 目的:自社内再利用か、販売用ペレットか
  5. 現場条件:設置スペース、電源、搬入導線
  6. 前処理:粉砕機の必要能力(150–1200 kg/h 目安)

まとめ:硬質プラは「前処理×押出造粒」で循環が作りやすい

硬質PP/PEは、粉砕で供給を整え、押出造粒でペレットに戻せると、保管・外注・物流のボトルネックが改善しやすい材料です。
GAIAシリーズは、粉砕〜乾燥まで統合したライン構成、エアドライ、そして省人化の方向性が示されています。

 

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